タイ語で「いただきます」は何?気を付けたい食事作法について
家でタイ料理を作ったり、タイ料理を食べに行ったり、もちろんタイに旅行に行くとき。
食事のマナーって気になりませんか?
タイ語で「いただきます」って何て言うんだろう。
タイでは食事中のNGマナーってあるのかな。
というちょっとした疑問を解決しておきましょう。
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タイ語で「いただきます」
日本人ならごはんを食べる前に「いただきます」の挨拶をしますよね。
食べ終わったら「ごちそうさま」。
これに当たるタイ語は何でしょうか。
タイ料理を食べるとき、ふと気になったので調べてみました。
結果!!
タイ語で「いただきます」「ごちそうさま」はありません!
特に何も言わずに食べ始め、食べ終えるようです。
その代わり、「ターン・ラ・ナ・クラッ(プ)」が「いただきます」のニュアンスで使われます。
意味としては「始めるよ~」という感じ。
日本の「ごはんできたわよ~」のほうが近い感じがします。
また、ごはんを食べ終えたときは「コップン クラッ(プ)」。
意味は「ありがとう」。
食事後では「おなか一杯になったよ、ありがとう」という感じです。
日本では「ふぁ~、食べた食べた」といったところでしょうか。
日本では当たりまえの「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶ですが、世界では意外と何も言わない国がたくさんあるようです。
どっちがいいとは言えませんが、個人的には日本の挨拶の習慣はいいものだと思います。
タイで注意したい食事のマナー
国が変われば食事のマナーも変わります。
せっかくならタイ式のマナーも学んでおきましょう。
細かいことを言い始めたらキリがありませんが、ここでは日本のマナーと大きく異なる3点を紹介しておきます。
この3つを抑えておけば、タイに行ったときでも冷たい視線を浴びることはないはずです。
お皿は持たない
日本と大きく異なるマナーが「お皿を持ってはいけない」ということ。
スープや麺類のときは特にお皿を持ってスープを飲みたくなってしまいますが、タイではNG。
平皿を持ち上げてかき込むのももちろんダメ。
「右手にお箸、左手にお茶碗」と習ってきた日本人はついついお皿をもってしまいがちですが、タイではお皿は持ち上げないようにしましょう。
ちなみにお皿に口を近づけて食べるのは「犬食い」と言います。
仏教の世界では動物は人間よりも格下であるとされています。
その動物に例えられるのはみっともないことだということでタイではお皿を持って食事をするのは行儀が悪いこととされています。
タイでは90%以上の人が仏教を信仰しているのでこの考え方はほとんどの人に当てはまると言えます。
フォークとスプーンで食べる
日本ではお箸、アメリカなどではフォークとナイフですが、タイではフォークとスプーンで食べます。
右手にスプーン、左手にフォークを持ちます。
そのフォークでスプーンに乗せて食べるのがタイ式です。
ついついフォークで刺して食べたくなってしまいますが、フォークで刺して食べるのは子供の食べ方とされています。
また、スプーンはナイフの役割も果たします。
大きいものはフォークで抑えてスプーンで小さく切り、フォークを使ってスプーンに乗せて食べるという感じです。
基本タイでは大口を開けて食べたり、かじりつくことはしません。
上品にスプーンで口に運ぶと思っておけば大丈夫だと思います。
音を出さない
日本人はラーメンやお蕎麦など、ズズズっと音を立てて食べるので海外でもついつい音を立ててしまいがち。
ですが、タイの料理では麺類でも音を立てて食べるのはご法度。
ゲップやオナラよりも下品と言われているので注意しましょう。
おわりに
タイ料理を食べるときにはちょっとお上品に食べようと思っていれば問題ないと思います。
マナーを守るのも大切ですが、そればかりに気を取られてせっかくの楽しい食事を楽しめないのは意味がないですからね。