グリーンカレーだけじゃない!タイのカレーの種類と特徴。
2016/12/25
タイカレーと言えばグリーンカレーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
実はタイのカレーは種類豊富。
グリーンカレーは辛くて苦手、という人も楽しめるタイカレーもありますよ。
自分好みのタイカレーを把握しておけばレストランで注文するときも悩まずにすむのでぜひチェックしてみてください。
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タイカレーの特徴
タイカレーの大きな特徴はココナッツミルクを使うこと。
スパイシーなカレーの中にココナッツミルクによる独特な甘さとコクが出ています。
そしてハーブがたっぷりと使われること。
パクチーやレモングラスなど日本では馴染みがなくても、タイでは一般的なハーブが使用されます。
また日本のカレーに比べて全体的にサラサラしているのが多いですね。
もちろんとろみの強いものもありますが。
グリーンカレー
日本人にとって最も馴染みのあるタイカレーがグリーンカレーではないでしょうか。
ちなみにグリーンカレーはタイ語で「ゲーンキァオワーン」。
ゲーン=スープ料理
キァオ=緑
ワーン=甘い
です。
甘いという意味が入っていますが、グリーンカレーの特徴は世界で一番辛いといわれる青唐辛子「プリッキーヌ」が使われていること。
そのためタイカレーの中でも辛さが強く、辛いものが苦手な人にはちょっと厳しいですね。
確かに辛さの中にココナッツミルクの甘さが感じられますが、個人的には「ゲーンキァオペッ(ド)」だろ、と思っています。
(ペッ(ド)は辛いという意味)
基本的な具材はお肉と野菜。
肉は鶏肉、野菜にはナスやピーマンが使われることが多いです。
マッサマンカレー
甘味・酸味・辛みの絶妙のバランスが特徴のマッサマンカレー。
もともとタイの南部で食べられていたご当地カレー的な存在です。
このマッサマンカレー、アメリカの情報サイトで世界一おいしいカレーと評されたことがあります。
それ以降、日本での人気もうなぎ上りですね。
マッサマンカレーの特徴はたっぷりのじゃがいもとピーナッツが特徴。
ジャガイモの甘味とピーナッツのコク、そしてココナッツミルクの甘味が加わっています。
タイカレーで使われるハーブよりもインドで使われるスパイスが用いられるのも特徴の一つです。
お肉は鶏肉が使われています。
ちなみにマッサマンカレーはタイ語で「ゲーン・マッサマン」。
「マッサマン」は「イスラム教の」という意味。
タイ南部のイスラム教徒が多い地域で食べられていたそうで、この呼び名だそうです。
イエローカレー
タイ語で「ゲーンガリー」というイエローカレー。
ゲーン=スープ料理
ガリー=カレー
インドカレーに使われるスパイスが使われるイエローカレー。
馴染みのあるカレー粉を使うということで、ゲーンガリーなんですね。
カレー粉を使ったスープにココナッツミルクとココナッツクリームが加わり、タイらしい独特な味わいを出しています。
さらにジャガイモが使われ、マイルドで辛さが少ないので辛みが苦手な人はイエローカレーを選ぶといいですよ。
また鶏肉の他にエビや魚が使われることもあります。
レッドカレー
レッドカレーはタイ語で「ゲーンペッ(ド)」。
ゲーン=スープ料理
ペッ(ド)=辛い
という意味です。
見た目が赤く一番辛そうなレッドカレー。
赤唐辛子と甘口の唐辛子が使われています。
ただお店によってはグリーンカレーより辛さ控えめな場合も。
具材には牛肉、ナスやタケノコなどの野菜、バジルが使われることが多いです。
その他のタイカレー
日本でグリーン・イエロー・レッド・マッサマン以外のタイカレーを食べる機会はほとんどないと思います。
ですが、タイにはカレーがまだまだあるんです。
「ゲーンソム」のようにココナッツミルクを使わない辛くて酸っぱいカレーや、
「ゲーンハンレー」のように生姜がたっぷり使われたカレーや、
「ゲーンタイプラー」のように魚の内臓を発酵させた調味料(タイプラー)をつかったカレーなどなど。
知れば知るほど奥が深いタイのカレーですが、最初は詳しく説明した4種類で自分の好みを探すのがおすすめです。
おわりに
個人的にはタイカレーの中でグリーンカレーが一番好きです。
どのタイ料理レストランに行っても(日本であれば)グリーンカレーは必ずあるので、食べ比べてみたいな~と思っているところです。
みなさんのおすすめグリーンカレーがあったらぜひご一報を!