タイ料理で使うナンプラーは醤油で代用できるのか
2016/09/04
タイ料理を作る時によく使われるのがナンプラー。
タイ料理のレシピを見るとほんとによく出てきます。
日本でもタイ料理の人気が高まってきているのでナンプラーを知っている人も増えたと思いますが、まだまだ家に常備しているとはいえませんよね。
むしろナンプラーなんて家にないよ!という人がほとんどだと思います。
そこで家庭で簡単にタイ料理を作るとき、ナンプラーの代わりになるものをご紹介しますね。
もちろん本格的に作りたいときにはナンプラーは欠かせませんが、
気軽に作るなら、普段家にあるもので代用してみるのもいいと思います。
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ナンプラーとは
ナンプラーとはタイで使われる魚醬のこと。
主にカタクチイワシなどの魚に塩を加えて発酵・熟成させ、その上澄みを用いてナンプラーを作ります。
タイでは一般的な調味料で、日本における醤油のようなもの。
どの家庭にもあって、いろんなメーカーが作っていて、安いものから高級なものまであって。
家で作ることはほとんどなく、スーパーなどで調味料として購入するというところも日本の醤油と同じような立ち位置ですね。
ちなみにタイ語でナンは液体、プラーは魚を意味します。
ナンプラーは非常に独特な香りがしますが、魚が発酵する過程で旨み成分であるグルタミン酸ができるため、旨みが強くクセになる味わいです。
その独特な香りですが、特に加熱した材料に加えて炒めるときはなかなか強烈です。
ですが、火を通すことで日本人がクサイと感じる独特な匂いはほとんど気にならなくなります。
調理中だけクサイかもしれませんが、食べるときには気にならないと思います。
作るときだけ頑張ってください!
個人的には炒めるときもそれほど気にならなくなりました。
むしろこれからタイ料理が食べられるワクワク感が勝ちます!
私にとってはこの独特な香りさえナンプラーの魅力です。
ほんとこれは個人的な意見ですが・・・。
また火を通さず、そのまま利用する場合はレモン果汁と合わせるとそれほど香りは気になりません。
代用できるけど、ナンプラーは買うのがおすすめ
ナンプラーは日本でも比較的手に入りやすいタイの調味料です。
価格もそれほど高くないので、タイ料理にチャレンジしようと思っているのなら1本用意することをお勧めします。
業務スーパーなどの激安スーパーであれば100円程度で売っていますし、
炒め物に使う場合はそんな激安ナンプラーでも十分だと思います。
買ったところで、「今回の○○を作ったらもう使わないよな~」と思っている人もいるかもしれません。
そんなときはお醤油を使った炒めものをする際、少しお醤油を控えてナンプラーを足してみてください。
グルタミン酸の旨みが加わり、いつもの炒めものよりおいしくなるはずですよ!
ただし醤油よりもナンプラーの方が塩分濃度が高いので醤油よりは少なめに加えてくださいね。
個人的にはチャーハンに使うのがおすすめです。
一気にアジアンな雰囲気になります。
きゅうりのスライスでも添えたら完璧ですね!
ナンプラーを代用するには
しょっつる・いしるで代用する
青森県や石川県の人なら「しょっつる」や「いしる」は常備しているのでしょうか??
私はそれ以外の県なので一度も使ったことがないのですが。
しょっつるやいしるは日本の魚醬です。
ナンプラーのような独特な香りはありませんが、ナンプラーの代用として使えます。
薄口醤油で代用する
これが一番現実的な代用だと思います。
濃口醤油でもいいとは思いますが、塩分濃度が薄口醤油のほうがよりナンプラーに近いのでおすすめです。
ですが、薄口醤油だけで代用するとタイっぽさは半減してしまいます。
和風な仕上がりに。
薄口醤油にアンチョビをプラスして代用する
薄口醤油だけだと和風っぽくなってしまいます。
そんなときはアンチョビを加えると少し魚醬に近づきます。
少しでもタイっぽさを求めるならアンチョビをプラスしてみてください。
この場合、アンチョビの塩分がかなり高いので様子を見ながら加えてください。
アンチョビもカタクチイワシの塩漬けなのでナンプラーに似てくることが予想できますね。
ただアンチョビだってなかなか常備してませんよね・・・。
しかもアンチョビのほうが高級な気がします。
イタリアンはよく作るからアンチョビなら常備してる!という人はナンプラーを買わずに代用するのもいいと思いますが、
わざわざアンチョビを買うならナンプラーを買ったほうが安いと思います。
薄口醤油にレモン果汁をプラスして代用
薄口醤油とレモン果汁を2:1くらいの割合で混ぜたものもナンプラーの代用として使えます。
この2つなら家に常備している人も多いと思います。
薄口醤油だけの場合よりも少しタイっぽさが表現できると思います。
おわりに
タイの万能調味料であるナンプラー。
タイ料理に限らず、普段の料理の隠し味にぜひ使ってみてほしい調味料です。
なかなか使わなくても1年ほどは大丈夫です。
チャーハンなどに使えば小瓶であれば簡単に使い切ることができると思いますのでぜひ入手してみてください。