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豆知識

ジャスミンライスって何?ジャスミンライスの炊き方と日本のお米で代用する方法

2016/12/25

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タイの主食は日本と同じく「お米」です。

さらにいうとジャスミンライス(香り米)と呼ばれる細長いパラパラしたタイプのお米が主流。
タイ北東部のイサーン地区ではもち米タイプのカオニャオが一般的です。

ちょっと日本のお米とは違ったタイプのタイのお米。

せっかく家でタイ料理を作るならごはんも合わせたいところですよね。
今回はジャスミンライスについて、日本米での代用方法などをまとめておこうと思います。

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ジャスミンライスとは

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ジャスミンライスはタイ米の最高品質のお米のことです。
そしてタイ米は細長い形をしたインディカ米をタイで栽培したものです。

1990年代、日本がコメ不足の危機に陥ったとき、多くのタイ米が輸入されました。
あの時は「タイ米って全然おいしくない!」と思ったのですが、どうやらあれは最低ランクのタイ米だったようですね。

日本のお米だって「5kg2000円以上のゆめぴりか」と「5kg1000円のブレンド米」では味が全然違いますよね。
それと一緒でタイ米にだってレベルがあるわけです。

とにかくジャスミンライスは最高レベルのタイ米ということ。

ちなみにジャスミンの香りはしません・・・。
ただ炊飯中に穀物独特の甘い香りが強く感じられます。
イネ全体からも香りが漂い、特に開花中に強い香りがします。
この香りが強いことをジャスミンと表現したみたいです。

ちなみにタイ語でジャスミン米は「カオホームマリ」と言います。
カオ=ご飯、ホーム=香り、マリ=ジャスミンです。

ジャスミンライスの炊き方

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ジャスミンライスは日本のお米と同じように炊飯器で炊くことができます。

手順は日本米とほどんと同じ。
サッと洗ったお米とお水を1:1の割合で入れてスイッチONでOKです。

ここでジャスミンライスを炊くときに注意してほしい点が3つ。

  1. お米を研がない
  2. 水に浸けておかない
  3. 出来ればお湯を使う

この3つを守れば炊飯器で簡単においしいジャスミンライスを炊くことができますよ。

まずお米を研がないということですが、ジャスミンライスの香り成分を守るためです。
とても繊細なジャスミンライスの香りは日本のお米のようにガシガシ研いでしまうと、なくなってしまいます。
研がないとヌカの匂いが気になりそうと思うかもしれませんが、ジャスミンライスの香りのおかげでヌカくささはありません。
お釜にジャスミンライスを入れたらお水を注いで、表面のゴミを除くために静かにかき混ぜてサッと終わりにしましょう。
軽く1回洗えばOKです。

次に水に浸けておかないということ。
日本のお米は美味しく炊くためにしばらくお水に浸けておきますよね。
夏場なら30分程度、冬場なら1時間~2時間浸けておくと美味しく炊くことができます。
でもジャスミンライスはその必要はありません。
むしろ浸けておくのはNGです。

ジャスミンライスは日本米に比べて水をよく吸います。
そのため浸けておくと、米が柔らかくなり欠けてしまうのです。
最悪、炊き上げたときにお団子状に固まってしまうことも。
パラパラが特徴のジャスミンライスが台無しです。

なのでお水に浸けておかないようにしましょう。

最後のできればお湯を使うということですが、これもお米の水の吸い方によるもの。
水をたくさん吸う前に炊き上げたいジャスミンライス。
サッと手早く炊き上げるため、水の温度を上げる時間を少しでも減らすようお湯を使うのがおすすめです。

ジャスミンライスを日本米で代用するには

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ジャスミンライスについて説明してきましたが、なかなかジャスミンライスを買ってあるおうちはないですよね。
ジャスミンライスのほうが日本のおいしいお米より高いですからね。
なかなか買う気になれないのが本音です。

そこで気軽に日本米をタイ料理に合うように仕上げてみましょう。

1つめの方法。
単純にお水を少し減らして固めに炊き上げること。
固めに炊くと日本米の粘りが軽減されるので、いつも通りに炊くよりはタイ料理に合うと思います。
カオパット(タイ風チャーハン)を作るときは固めに炊くとパラパラに仕上がるのでおすすめです。

【参考】ナンプラーさえあればOK!タイ風チャーハン(カオパット)の基本レシピ

2つめの方法はジャスミンティーで炊くという方法。
単純に炊くときのお水をジャスミンティーに変えるだけです。
ジャスミンティーは市販のペットボトルのものでも自分で煮出したものでもOKです。

この方法、おうちで簡単に作れる料理の研究家の方が提案したということです。
ただ、ジャスミンライスって別にジャスミンの香りがするわけではないんですよね。
お水で炊くよりも気持ちパラパラに仕上がるのと、爽やかな味に炊きあがることで
スパイスやハーブの効いたエスニック料理と相性が良くなります。

私が家でカオパットを作るときや、トムカーガイやグリーンカレーと一緒にごはん(日本米)を食べるときは少し固めに炊き上げるだけにしています。
ジャスミンティーを用意する手間もいらないので・・・。
それでも十分タイ料理に合うごはんになりますよ。

おわりに

タイ料理に欠かせないジャスミンライス。

私はいつも突発的に今日はタイ料理を作ろう!と思うのでジャスミンライスの用意がなく日本米で代用しています。
いつか奮発してジャスミンライスを用意しておきたいところです・・・。

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